歯の健康がシニアに及ぼす影響

歯の健康はシニアにとっても重要性が高い

医学研究が進められるにつれて、歯の健康が歯の持ち主の健康寿命と密接に関わっていることがわかり始め、特にシニア層にとって歯を使い固形の食事を咬合して嚥下する普通の食事を継続すること自体が、健康寿命を左右するのみならず、寿命そのものにも少なからず影響していることから、歯の健康はシニアにとって重要性の高いファクターであると言えるでしょう。

ところが、現在のシニア世代は、予防歯科の周知が不十分だった世代に当たるために、歯や歯茎に虫歯や歯周病といった傷病が発症したら、あるいは発症した傷病が悪化したら歯医者に行くという考えが強い上、歯の健康を保つための予防歯科への必要性の認識も希薄なので、重要な要素であるにも関わらず、歯の健康を軽視しがちです。

シニアの歯の不健康は認知症を招く

歯への健康意識が薄いシニア層が、歯の健康を軽視した場合に起こりうる症状は、食事を経口摂取する能力の退化に伴う食欲の減退に起因する基礎体力と免疫力の低下から始まり、基礎体力の低下によって老化の進行が早まることや、基礎体力と免疫力の低下によって、健康な状態なら発症しにくい病気の罹患しやすくなる上に、病気の治り自体も悪くなるなどの症状が想定されています。

加えて、健康状態から逸脱し老化のスピードが増すことで、アルツハイマー型認知症に代表される各種認知症の発症リスクを高めることがわかっており、シニアの歯の不健康は認知症の発症リスクまで高める、到底軽視することはできないものであるため、現在のシニア層はもちろん、老後にシニアになる以上、全ての年齢層で歯の健康を守ることが欠かせません。